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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第13章 子猫と戯れる$(宇髄裏)


藤の花の屋敷にて。


雑魚鬼によって爆発を食らい、腕を負傷した俺は今日は藤の花の屋敷で療養をする運びとなった。



「何だぁ?ソイツは…」

「宇髄様。見ての通り、猫ですよ」



那岐の手に抱かれているのは真っ白な子猫。



「ニャーン」



俺の顔を見て子猫が愛らしい鳴き声を上げる。



「足を怪我していたようで…」



確かに那岐が言うように足に包帯が巻かれている。



「お前が連れてきたのか?」

「連れてきたというか、この子が藤の屋敷で雨宿りをしていたので…」



そう言いながら子猫の喉を擽る那岐。

子猫も気持ちが良いのかゴロゴロと喉を鳴らしている。



「好きなのか?」

「動物にはあまり懐かれないんですが、この子は警戒心が薄いようです」

「それ、藤の屋敷の手拭いか?」



子猫の首に巻かれている手拭いには藤の花の家紋があしらわれている。


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