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刀剣乱舞 詰め合わせ R18

第5章 審神者と一緒にお勉強$


「うーん………」

「主?何をさっきから唸っているんだい?」



報告書を片手に現れた長義を見て、彩羽は広げていたノートを手渡す。



「長義ー、私計算嫌いー。簿記とか訳わかんないー」

「簿記?言葉は知らないけど、ここの計算が合っていないことは分かるよ」

「え?」

「支出計算は、こことここを足すんだ」



さらりと解説してくれた長義に彩羽は感動を通り越して感謝した。



「長義って勉強の神様なの!?」

「いや、神は神でも、刀の付喪神だよ」



彩羽にぐいぐい近寄られてだじろぐ長義。


普段であれば、彼の反応を見て楽しむ彼女だが、今日は余裕が無いらしい。



「あと一週間したら、検定受けなきゃだし……それに落ちたら単位貰えないのー!だから長義、勉強教えて!!」

「それを手伝って、僕に何か褒美はあるのかい?」

「褒美……何でもしてあげるから、お願い、長義様!!」

「へぇ、何でもね。良いよ、引き受ける。ただし、僕から教わる以上赤点を取ることは許さないよ……」

「…………はい」



有無を言わせない眼差しに恐怖を感じる彩羽でした。


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