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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第47章 心炎八雲、甘い色香に混ざり合う ✳︎✳︎ +



一つ、二つ、三つと背中の傷近くに赤いしるしをゆっくりと咲かせて行く。一回ごとに七瀬の体が揺れ、甘い吐息がほう…とこぼれた。

続けてまた三つの花を咲かすと、先程の物と合わせると六つになった。

『陸ノ型の〈心炎〉は杏寿郎さんの事です』

彼女が先日自分に教えてくれた事が思い浮かんだ。
うむ…であるならば。俺は後三つ程、今までよりもやや強く七瀬の肌を吸いあげ、しるしを刻む。

合計九つ、これは炎の呼吸の型の数と同じだ。俺は勿論、七瀬も使用する型。

最後にその花の一つ一つに水やりと言う名の口付けを丁寧に落としていき、特にここは綺麗に咲くように…と願いを込めた。

「ん……はあ……」

彼女が息をゆっくりと吐いた。愛おしい気持ちでいっぱいになった俺は後ろから包み込むように七瀬を抱きしめる。

「よもや、君から求められるとはな」
「花は……咲きました?」

うなじに一つ、柔らかな口づけを落とすと、回している腕をそっと両手で掴まれたので、更に彼女の体をぎゅうと抱き込む。

「ああ、いつもより綺麗に咲かせれたと思う。特に八つ目はな」
「ふふ、恥ずかしいけど…凄く嬉しいです」

『捌ノ型は自分の羽織の柄の八雲と掛けた』

そんな事も先程頭をよぎった故、このような措置を取ってみた。良かった、喜んで貰えたか!

彼女の名前を呼び、また七瀬の体を自分に向けた。

「どうしました?…あ、ん…」

右胸の先端近くに赤い花を咲かせると同時に乳輪も指で刺激すると、また反応をしてくれる君。

「……こちらも」
「ん…」

先程と同様に左胸にも赤い花を咲かせ、乳首をゆっくりと擦った。質量が瞬時に増した事に気分がまた良くなる。

ゆっくりと顔を離して行くと、姿を現したのは大きめの赤い花だ。
左右の乳房に金柑一個分の赤い一輪ずつ咲いている。

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