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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第36章 3日分の炎 ✳︎✳︎ +





「このままでも……凄く気持ち良いけど……」

「ああ、俺も大層気持ちよいぞ」

顔から手を離されて腰から脇を撫で上げられる。すると私の体はビクッと震えてしまう。


「動いても良い、ですか?」

「無論だ。是非そうして欲しい」

「ふふ、わかりました」

口付けを一つ贈った私はゆっくりと腰を揺らし始め ——












「杏寿郎さん、私凄く困ってるんですけど……」

「ん? 困ってるとは何だ? 詳しく聞かせてくれ」


恋人の欲を口・腹・背中で受け止めたのだけど、彼は足りなかったのか、それらをもう一回ずつ繰り返した。
今は布団に隣りあって横になり、私は後ろから杏寿郎さんに抱きしめられている。


「六回体を繋げても満たされなくて……でも体はとっくに限界なんです」

「俺も正直まだ足りん! だが、君の体も大切にしたい。湯浴みに行ってスッキリしないか?」

「それはもちろん賛成ですけど……湯浴みは湯浴みだけしましょうね」

「む……そうだな」

「やっぱりしないとは言わないんですね」

「いや! 今回はしな……むう」

「わかりました! 良いです、無理しないで下さい」

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