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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第13章 輪廻




「天元…ほしい…我慢でき、ないの…
…私じゃ、ダメ…?」

その上目遣いが俺を狂わせる。
もうムリ…

俺は欲望のままガツっと突き上げる。
睦は両手で首に抱きついて

「っあ”ぁん」

待ち侘びた快感に打ち震えた。

「睦…睦っ…」

「あ、天元…っ…深いぃ…っ!」

ぐぢゅりと卑猥な音と共に
睦の喘ぎが激しくなっていく。

「あ”ー…イきそ…っ」

「あんっ、あ、あぁあ”あ”っ!
気持ちい天元、天元っ…ナカ、にぃ…っ」

激しく突き上げられながら
うわ言のように喘ぐ。

こんなシゴトしてるくらいだ。
ピルでも飲んでいるのか。
俺は遠慮がいらないとわかり、余計に興奮する。

「あぁ…、睦…っ」

「天元の…全部、ちょうだい…っ」

「っ…」

「っあ”ぁん」

ガクンと落ちた体。
その瞬間、ナカが収縮を始め、
容赦なく俺を搾り取る。

「……っ⁉︎」

俺はもう、声も出ねぇ。
ヤベぇ、これはやべェ。
忘れらんなくなるのは俺の方だ。

大量の欲を、睦の奥に流し込む。
どくどくと、際限なく溢れるそれは
睦への愛そのもの。

俺の肩に頭を預け、呼吸を整えている睦。

「…はぁ…はぁ…こんな、の…めて、なのに…」

呟きは、くぐもっているものの
耳のいい俺にはよく聞こえる。

「…初めてなのに、…何だ?」

「……あなた、ホントは私を知ってるの?」

ころりと頭を転がしこちらを見た。

「…ずっと見てはいたが…知り合いではねぇ」

…はず。

「見てた?」

少し目を見開き、頭をもたげた。

「あぁ、見てた。いつも同じ時間に
同じ場所に現れるお前を見てた。
そのためにわざわざこんなとこまで来て…」

「…ヘェ」

何で?とは訊いて来ねぇ。
だから俺も、言わねぇ。

「…睦」

「なぁに…?もう…」

拗ねたような表情。

「…何だよ」

「名前呼ばないでって言ってるのに」

「俺と客を一緒にすんなよ」

「えぇ?一緒でしょ?お金くれるんだから」

…はっ、そう、か…
そんな事を言っちまったな…




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