第51章 .☆.｡.:..密室:*・°☆.

だらしなく四肢を投げ出して
肩で息をする私の
強く収縮を繰り返す箇所に
宇髄さんの無骨な指が
ナカの具合を確かめるように
軽く抜き差しされた。
そうして、
しばらくしてから
指とはまた違った感触の
張り出した先端が充てがわれる。

瞬間、ソレがナニモノかを悟り

「っ…ま、って…！まだ…っ」

達して間もない私は
今されたらどうなるのか少し恐ろしくなって
慌てて宇髄さんのお腹を押しやった。

「悪ィ…」

それでも宇髄さんは、短い謝罪の後…

逞しく猛る欲が狭い入り口を割り入って
ミシッと音が鳴るんじゃないかと思うほど
私を押し広げながら奥へと挿入って来る。

「あ…ぁ、あ…っん、は…はぁ…んっ」

今まで感じたことのないくらいの強い快感に
私はもう頭がおかしくなりそうだった。

私を気遣ってなのか
ゆっくりと奥を目指す行為が
余計に私に
その気持ちよさを焼き付けるようで

全身が蕩けていくのを感じる。

「あぁ…きも、ちい…よぅ…っ」

頭が回らなくて
つい言葉にしてしまう私。
宇髄さんは、力無く投げ出した両腕を取ると
ぐいっと引っ張り上げて私の身を起こさせる。

「ひあぁあ…っ」

身体を繋げたまま
彼の膝の上に座る体勢になり
まだ半ばまでしか挿入されていなかったものが
一気に最奥まで到達した。

その強い刺激に耐えきれず
びくんっと身体が跳ねる。

畳に突いた膝に力を込め
腰を浮かせようとしたけれど
いち早く気づいた宇髄さんに
素早く膝を掬われて

「あ…はぁ、っん」

繋がりはより深いものになってしまった。


私はもう彼の首元にしがみついて
その苦痛すら伴う程の快感に
ただ耐えるしかなくなっていた。

「睦…可愛く、啼け…
俺だけの、ものでいろ…っ」

切なげなのに情熱的に囁かれ
私はもう、強く突き上げてくる甘い衝撃に
ただ喘ぎながら耐えるしかなかった。