第48章 .☆.｡.:..卒業*・°☆.

「照れてないで
ちゃんと、俺のこと見てろ」

「ん、…やだ、」

「なんでよ、俺ならいいだろ？」

「はず、かし…」

「俺しか見てねぇよ」

「だ、から、だよ…」

私が両手で顔を覆うと
その上から鼻先を擦り付けて

「相手が俺なら、怖くねぇ、よな…？」

少しだけ不安そうな声…

「……怖く、ないよ」

先生にそんなふうになってほしくなくて
つい本当の事を口走った。

それを聞き届けた先生は
全身の力を抜いたのか、
さっきよりも重たくなる。

ついでに、
ナカを掻き混ぜる手が
撫でつけるような動きをし始めた。

「は、…ぁん、んんん…」

顔を覆ったままの手で口元を塞ぐ。

「…こら。俺しか聴いてねぇから」

だからだってば。
先生だから、聴かれたくないの。
どれだけ恥ずかしいかわからないでしょ。
こんな声出した事ないんだって。

私が必死に声を抑えて
いやいやと首を振った時、
なんの前触れもなく
奥を探っていた指が引き抜かれた。

その衝撃に
ビクッと体を揺らす間もなく、

さっきとは比べ物にならないくらい
大きなものが陰裂に沿わされる。

「や…っ！」

「こうしたら、可愛い声聴けるか…？」

雁首が入り口に擦り付けられると
もうじっとしていられなくなった。
両手の次の行き先は先生の肩だ。

思い切り腕を突っ張って

「せんせ…先生っ待って…！」

溢れた蜜を自身に絡めている先生に懇願する。

繋がるのはいいの。
だけど、そうじゃなくて、…。

「ぬぐ…！」

「んぁあ？」

さっきまでの余裕はどこへやら。
先生は切羽詰まった様子で
雑に訊き返してきた。

でも私はさっきからずっと思っていたのだ。
この格好はいかがなものかと…。

下半身は脱がされて何も身につけていないのに
捲り上げられているとはいえ
スウェットとブラは着けたまま…。

こんな中途半端が1番恥ずかしい。
どうせなら全裸の方がいいのだ。

「脱ぐから待ってて…！」

挿入されてしまったら
もうそれどころじゃなくなる気がする。
それならそれでいいのかもしれないけれど
すべてが終わった後、顔に穴があくだろう。

焦っているのが伝わったのか、
先生は動きを止めてじっと私を見下ろした。