第38章 金魚の昼寝

ゆさっとひとつ、揺さぶると
大袈裟なほどに全身を引き攣らせて

「…天元…、っや…おか、しい…ッ」

「…もう…？」

「ん″んっ…っあぁあ″っ…」

ぴくぴくと、ナカ全体が痙攣し始め
睦が強い快感に打ち震える。

それでももう我慢のきかない俺は
待ってやる事ができず
ズッと、奥を穿った。

「あ…ぁあ…まっ…て、」

なんとも言えない極上の時間。

涼しくなるどころか、
2人の熱は溶け合って
どんどん上がっていくばかりだ。

ゆっくり動かし刻みつけてやると

「あッ…ん、あは、…っ」

ただ、感じているままに声を上げて…
そんな睦をもっと善くしてやりたくなる。

「あ、あっあ…天元…ッ」

こんな時に、名を呼ばれ
その度に溢れる気持ちを止められなくなった。

声すら俺の胸を燃やす。
もう何もかも、止まらなかった。

「あつ、い…っやぁああ天元…！」

自分を擦り上げるようにゆっくりと引き抜いて
それ以上無いところまで一気に押込むと
高く上がる声が甘く響き、
それでもいつものように逃げるわけでもなく
珍しく自分から求めてくる睦は

「もっと…ゆっ、くり…！」

俺を超絶骨抜きにするような爆弾を
投げつけてくるのだからたまらない。

今それを言うのか…？
1番ゆっくりできないトコなんですけど…

「むーり」

悪いが、応えてやれねぇ。

「っなん、…！あ、ぁあ…ッ」

肩や背中に睦の爪が食い込んだ。
甘やかな声が耳元で流れ出て
高く持ち上げた細い足が
抽送に合わせて屈伸される。

「睦…ッ、まだ、イくな…」

「やあ…っ！やだ、ぁ…む、りぃ…！」

口では無理だと言いながら
睦のナカは激しくうねりながら
俺を奥へと招き入れるよう…

俺が動く度に強く反応しどんどん堕ちていく。
それを与え続けたい俺は
必死になってしがみついてくる睦を
揺さぶり続けた。

すると睦は
その心地よさに酔いしれるかのように
泣き声にも似た甘い声をしきりに上げる。

「やぁあ、あん…も、イ…ッ」

イくなって、言っておいたのに…？