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炎柱

第13章 誘惑 ※裏





美玖、一度、出すぞ…


そう言って、更に腰の動きを速めると
杏寿郎は己の欲望を吐き出した。

一番最奥を突かれ、
中に感じる温かい感覚に、

美玖は何度目かの絶頂を迎えていた。


そのまま、
杏寿郎は美玖の事を
まるで宝物にするかのように
優しく、包み込むように抱きしめる。



美玖、愛している。


杏寿郎さん…私も、愛してます。



互いの熱を感じながら、
しばし抱き合っていると、

美玖は自身の
下半身に違和感を覚えた。


…っん…
杏寿郎さん…?

あの、そろそろ…


杏寿郎自身を中に感じ、
そろそろ抜かないのか…と声をかけた。


しかし、それは先程のまま…
硬く大きいままその存在を主張していた。


杏寿郎は少し身体を起こすと

美玖を見下ろしながら、


そうだな。
そろそろ、二回戦といこうか。


と怪しげに微笑んだ。


〜〜……!


…その日は夜明け近くなるまで、

美玖の甘い声が止む事はなかった。


fin




おまけ


翌日、美玖は起き上がる事ができず、
千寿郎にとても心配されたんだとか。

(千寿郎は口にはしなかったけど、
 ぎっくり腰だと思っていたようだ)


杏寿郎は槇寿郎に、
あまり無理をさせるな、と
嗜められた…らしい。



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