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なんで俺が!?【R18】BL

第1章 シチュエーション 1


高校生BL   南野×柳

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柳side

高校に入ってもう一年になる

あまり目立つようなタイプでない俺とうってかわって

同じクラスの南野泰斗という奴はやけにモテる


窓から外を眺めながらそんなことを考えていた


俺も彼女欲しい…!まぁ、あいつにいるかは知らないけど…

あれだけモテるなら彼女の一人くらいいるだろ…

はぁあ…曲がり角とかで美女とぶつかんねぇかな…


放課後、訳もなく教室にいた俺は

カバンを持ち教室をあとにした 

鼻歌を歌いながら階段を降りようと

角を曲がろうとしたとき

ドンッと肩に重い痛みが走る

柳『っいってぇ…』

?「悪い…!大丈夫か?」

ん?この声は…

?「怪我してないか…?」

南野…?!なんでこんな時間にお前が?

確か部活入ってなかったよな…

柳『南野?…』

南「あれ…?柳?なんでお前学校いんの?」

柳『いや、俺はただの居残り

  なんか帰る気分じゃなかったっつーか…

  お前は?』

南「あぁ俺?…あ!そうだった!

  ごめんちょっとまっててー」

そう言って南野は走り去ってしまった

ちょっとまっててーって…

ん?俺待たないといけない感じ?!


数分後…

南「悪い!柳…またせたー」

柳『別にいいけど なんかあった?』

駆け戻って来た南野は息を切らして話しかける

南「あぁ、渡したいものあって… 

  っと…これ!」

南野が手にしていたのは

しばらく前に失くしたハンカチだった

柳『俺のハンカチ?』

南「そ!俺は学校に忘れ物あって取りに来たんだけど

  ついでに渡そうと思って…

  あまり話しかける機会ないから…悪かった

  ずっと持ってて…」

南野は目の前で深々の頭を下げていた

柳『いや、別にそんな大層なもんじゃねぇから…』

南「そうか…よかったら今度奢らせてくれ!

  んじゃ!俺急いでっから…

  ほんとにすまなかった…!」

柳『おお…じゃあなー』

ひらひらと手を振りながら走っていってしまった…



次の日から南野はやけに俺に話しかけるようになった

気づけば登下校も家まで来るようになるまで

仲良くなっていて そのおかげで多少友達も増え…

いいことばかり続いていたある日…
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