第2章 ◆化粧/ケイト
ケイトが腰を支えているが、何度もイかされているユウは自身の体を支えきれないのか、ズルズルと落ちていく。
「ぁあ…んっ…っ…もう…んっ…」
それでも、打ち込む腰は止められそうに無かった。膝が着いたことで姿勢が安定した。ケイトは腰を支えていた手を蕾に這わせ、プックリと腫れているソレを刺激する。
「ひゃあ…!…ん"ん〜…ぁっ…そこ…ぃや…あぁぁ…!」
「嫌なの?その割にここ喜んでるよ。」
指と自身のそれで刺激すると中は締付けを強くし、潤いを増していく。
自身の制服を床に敷くと、その上にユウを仰向けに寝かる。一度引き抜いたソレをグチュグチュと蕩けている蜜壺に再度挿入する。
「んっ…あっ…はぁ、はぁ……。」
「……エッロ。」
ユウの顔は今までに無いほど蕩け汗ばみ、髪が貼り付いていた。ユウがふにゃりと笑みを浮かべながらケイトの首を抱き寄せるのに合わせ、キスをする。舌を絡ませ、口腔内を犯しながらピストンを再開させる。
「…んっ…あっ…クチュ…ん……っ…んぁっ…あぁ!」
全身を痙攣させ果てているユウの姿と、ギシギシと床板が軋む音、水音が視覚、聴覚を刺激し興奮を増幅させる。自分のせいでよがり喘ぐ姿が愛おしくて堪らない。ピストンを速めるとユウはイったばかりの体を再度腰を浮かせケイトの背中に爪を立ててくる。チリチリと痛む背中も今は気持ちがいい。
「…ぁっ…んっ……。せ…んっ…ぁっ…また…らめつっ…!」
ユウは潤んだ瞳と呂律が回らない舌で煽ってくる。
「…………っ!」
「……んんんんっ!」
快感の波が押し寄せ、溜め込んだものを最奥に突き上げコンドーム内に吐出す。吐出される感覚に達成感と快感が駆け巡る。同時に果てたらしいユウはガクガクと全身を痙攣させている。
興奮が落ち着いてから軽く触れ合うだけのキスをするとユウは照れた様な顔で笑っていた。
それは手放すのが惜しい程愛くるしい姿だった。
「…好きだよ。」
呟いた言葉にユウは目を見開き、何かを考えている。
ーそりゃ、そうか。
言ってから後悔する。この関係で恋愛感情など無用なのは分かりきっていたことだった。ユウが何かを言う前に牽制する。
「エッチで。」
我ながら最低だと思うが、これで良いと自分を納得させた。