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☆銀魂☆アオい空…*

第1章 アオい空…*





高校の入学式前日、私は突然見知らぬ世界にトリップをしてしまった。



最初は戸惑っていたが、みんなが優しく接してくれて徐々に馴染んでいった。



バカやって、喧嘩して、毎日がすごく楽しかった…



この世界に来て、たくさんの初めてをもらった気がする。



仲間の絆、侍の魂、自分の道…



そして、人の温もり…



初めて会ったときは、コイツらムカつく!と思ったりもしたっけ。



そんなこんなで半年。



------------別れは突然やって来た。



いつものように鳥の鳴き声で目を覚ますと、そこには懐かしい自室の天井があった。



カレンダーを見ると、トリップをした日付のままだ。



心臓が押し潰されるような苦しさが広がる。



夢だったのかと頭をそんな考えが過る。



慌ててベッドから起き上がると、シャラッと首から愛しい人がくれたネックレスが床に落ちた。



それは夢ではないという、何よりも確かなモノで…



私は静かにネックレスを拾うと、あの人の愛しさを包み込むようにぎゅっと両手で握り締めた。



ポタポタと雫がネックレスを濡らす。



そしてもう二度とあの人たちには届かないのだろう寂しさを、天空へと大量の粒と一緒にぶちまけた。



その日は、声が掠れるまで泣き続けた。



張り裂けそうな胸を強く抑えながら。
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