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loop-ループ-いつか辿り着く世界【鬼滅の刃】

第1章 死なせない



『集中』

横たわる炭治郎に止血を促す杏寿郎。
全集中の呼吸を極めれば、更に柱に近づくと語る姿は既に血塗れではない。


あれ?
なんだかデジャ・ビュ。


『・・・む?』

杏寿郎が瞳を瞬かせ、ゆっくりと辺りに視線を巡らせる。

『よもや、またか・・・』

腹部を擦りつつ首を捻る。
腹に空いた穴は無かった。
死んだ筈の自分がまたもや生きている。

『・・・煉獄さん?』

つい先程迄の杏寿郎と雰囲気が違う事に、炭治郎は困惑した。


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