第4章 一夜…恐れと嗜虐

「ひゃぐッ」

乱暴に押し込まれた私の体が跳ねる。

今までは浅く慣らされていただけだった？
子宮が潰される錯覚を覚えた。
そんな所に入れられるどころか触られた事もなかった。

男は明らかに怒りを孕んだ目で私を見ている。

「やっぱりこういうのが好みか」

そんな冷たい目と物言いが怖くて座り込んでしまった。
それに、さっきので奥がずきんと痛んだ。
彼はまた私を後ろ向きにすると高く上げた私の腰回りを腕でがっしりと支えた。

「ち、違…んッ」

枕の上に顔をぐっと押し付けられてしまう。

一旦抜かれていた堅い熱。
それが秘肉を打ち付け内部を貫いた。

「んぐ、ぐっ！んん！！」

ただでさえ呼吸をし辛いのに息をつく暇も無かった。
何度もそうした後に深く挿入ったまま不規則な動きで揺らされる。
そんな仕打ちに入口も内部も灼ける熱を持ち始めた。

「嬉しいんだろ？」

彼の方を振り返って否定しようとする、と同時にずん、と私を深く穿つ。
また上に逃げるために枕に顔を埋めてずり上がる体勢になる。
まるで足の間から頭の先を串刺しにされてるみたいだった。

「や、抜い、…て」

ぼろぼろと涙がこぼれて枕が濡れた。