第6章 おやすみ、またいつか ※
「・・・んっ・・・う・・・」
リヴァイさんに抱き締められるようにして背後から貫かれる。
尻をベッドへつけるリヴァイさんの楔を自ら深く咥え込みながら、私は緩く首を振る。
充実した陰茎は、その力を漲らせている。
胸元を撫で、乳首を辿り、またウエストを掴んでは突き上げられる状況に緩く首を振った私は、リヴァイさんのキスを強請る。
すすり泣く声が自分の声ではないように感じる。
ねっとりとした交合は、まるで一つ一つの行為を私の中に植え付けていくようにも感じた。
触れる指先も、キスも、セックスも、なにもかもを。
乳首を弄られ、ぴんと足先まで力が入る。
愛していると囁く声に、全力で蕩けそうだった。
「・・・リヴァ・・・・・・さ・・・」
「・・・・・・セイラ」
呼ばれる名と、私を求める力強い動き。
優しい中にある強引な力。
顎を取られ強引に振り返らされる体勢で唇を吸われ、私も必死に彼の舌を吸う。
熱い・・・・・・熱くて仕方がない。
ギシギシと鳴くベッドと、触れる肌。
奥を打つ陰茎が貪欲に私を求めて動いている。
「・・・・・・アアッ・・・」
「・・・・・・セイラッ」
繰り返し名を呼ばれ、また乳首を掴まれた。
先端の部員をくるりと指先で弄られてしまえば、とても気持ちいい。
「んあっああっ・・・ア」
「セイラ・・・もっと俺を・・・」
受け入れてくれ。
ベッドへ転がされ、抜かれたものを求めるように私が手を伸ばす。
再度押し当てられ穿たれた直後、涙が溢れた。
涙線まで壊れてしまった・・・・・・。
揺さぶられながら感じる悦楽。
愛されているのだという実感。
繰り返される行為と、キス。
時間など関係なく、それが自然の流れのように互いを求め、愛し合った。
そして私はそのすべてを記憶に刻む。
その瞳も、唇も、表情も、呼気も、指先も、言葉も、思いも・・・何もかも・・・・・・。