第6章 ラッキースケベ
「なぁにそれぇ?オレそんなん付けてねぇんだけど。」
「ちょっ…!?」
「何かひらひらしてる~」
後ろからブラの装飾を触られる。にゅっ、といきなり伸びてきた手に驚くやらブラをガッツリ見られてることを恥ずかしがるべきか…あっち向いててっていうお願いもあっさり破られたし。
「あ~~、それもしかして小エビちゃんの…」
「ひゃあっ!!!」
装飾を弄ってた手が何の前触れもなしにいきなり侵入してきて変な声が出た。バッ、と咄嗟にフロイドのその手を叩き落とす。
「いてっ、」
「何やってんですか!!?」
「ん~~…小エビちゃん隙だらけだから~」
何でもないような顔をして笑っているフロイド。こっちはそれどころじゃないんですけど??私の怒ってる顔を見て反省したのか、フロイドはドアに向かって歩いていく。
「小エビちゃん、もっと警戒心持ってたほうがいいよ。今度こんな隙見せたら、手ぇ突っ込むだけで終わらせねぇから。」
全然反省してない。