第3章 黄瀬涼太との再会
あの後、更衣室に案内してもらい試合準備を行った。
その時気づいたのだが、黄瀬は試合に出さないそうだ。
武内は黄瀬を出したら試合にもならなくなってしまうと,ため息をついた瞬間、
誠凛高校の闘志は燃え上がった。
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ピーッ
海常高校対誠凛高校の練習試合が開始された。
初めの整列の際、審判は黒子に気付かず気づいた瞬間、海常高校の全員が影の薄さに驚いていた。
りお「この感じなんか久しぶりだな…!」
海常ベンチでは…
武内「話にならんな…大口叩くからもう少しまともな選手が出てくるかと思ったが(無理矢理でもりおを海常に入れればよかったのか…)」
黄瀬「…どうですかね
まぁ確かにまともじゃないかもしんないスね。
なんせ、りおっちが最高に認めた選手だし」
リコは驚いていた。
アナライザーアイで海常高校レギュラーの体を見たら、フィジカルは完全に誠凛が負けていたからだ。
ジャンピングボールは海常側が制した。
笠松「んじゃ1本!きっちり行くぞ!」
パシッ
その音は黒子が笠松がドリブルしていたボールをスティールした音だった。いきなり現れた黒子に海常メンバーが驚きを隠せなかった。
黒子は火神にパスをし、火神は思いっきりダンクを決めた。
バキッ
「「おおおぇぇ~!!??ゴールぶっ壊しやがった!?」」
それには武内だけじゃなく、リコも驚いていた。
りお「よし、源兄!ゴール壊したので全面側のコートを使わせて貰えませんか?」
武内「まさか、お前が指示したのか…?」
りおは妖しくニヤリと笑った
全「(りお、怖ぇえ…敵に回したくない…!!)」