第3章 出会い
喫茶店に入ろうとした私は固まった。
「あれ〜?暁さんじゃん?どうしたの〜?」
最悪だ
一番会いたくなかった人達に会ってしまった
「珍しいねぇあんたがこんなところにいるなんてさ ねぇちょっとお金貸してよ?あたしら困ってんだよねぇ ね?いいでしょ?だって友達だもんね?」
私の身体は震えはじめていた。
逃げたくても身体が言うことを聞いてくれない
「なぁ?聞いてんのか!?」
私にむかって彼女の手が振り下ろされようとしていた。
「ッ!!」
咄嗟に目を瞑る。
…が、痛みを感じることはなかった。
目を開けるとそこには彼女の手を握り制止をかけるkomanさんの姿があった。