第23章 現場
数分後木吉がでてきた
腕には女の子を抱いていた
「お母さん今は眠っていますが念の為病院へ」
「はい‥ありがとうございますありがとうございます」
お母さんは何度も頭を下げた
「よかった無事で」
木吉は微笑んだ
「木吉初めての現場はどうだ?」
「緊張と不安がすごかったです」
「いつ火事が起きるかわからない‥俺はもう10年以上消防士をやっているが‥中には助からない手遅れな人もいる‥今回みたいに助かるケースもあるが‥お礼を言われる時もあれば‥罵声を言われる時もある‥そのときは辛いがな‥」
「先輩‥‥」
「木吉!!これからも頑張れよ?」
「はい!!頑張ります!!先輩ありがとうございます」