第3章 出会い
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さっきの、たんこぶになってないかな…
変な靴を履いたジャンという少年は
父親がヴァチカンの科学者であり、
アクマを知っている
自分にも夢があると話した
「今までどれくらいアクマ壊した?
その対アクマ武器はどうやって手に入れたの?
初めてアクマ壊した時
どんな気持ちだった?」
好奇心に満ちた目で少年が尋ねる
「ジャン
あまりクビをつっこまない方がいい。
危険だよ。」
少年は拗ねたような怒ったような顔になった
でも、危ない事に巻き込んじゃいけない
純粋なこの子の目が、曇ってしまう
「…あげる。」
そう言った少年の手から放たれたのは
「ん?タマネギ?」
ボンッ
「…っ……っ…!」
つうぅうぅぅぅぅん
「へっへー
俺発明タマネギ爆弾だい。
アクマの侵略を黙って見過ごすなんてごめんだね!」
ジャンはその場を素早く去ってしまった
「ったく…知らないぞ。」