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蓮華の命【Dグレ】

第3章 出会い


***


さっきの、たんこぶになってないかな…


変な靴を履いたジャンという少年は
父親がヴァチカンの科学者であり、

アクマを知っている
自分にも夢があると話した



「今までどれくらいアクマ壊した?

その対アクマ武器はどうやって手に入れたの?

初めてアクマ壊した時
どんな気持ちだった?」



好奇心に満ちた目で少年が尋ねる


「ジャン
あまりクビをつっこまない方がいい。

危険だよ。」


少年は拗ねたような怒ったような顔になった

でも、危ない事に巻き込んじゃいけない
純粋なこの子の目が、曇ってしまう

「…あげる。」

そう言った少年の手から放たれたのは

「ん?タマネギ?」


ボンッ


「…っ……っ…!」

つうぅうぅぅぅぅん


「へっへー
俺発明タマネギ爆弾だい。

アクマの侵略を黙って見過ごすなんてごめんだね!」


ジャンはその場を素早く去ってしまった


「ったく…知らないぞ。」
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