第1章 此処は何処で私は…私だ
今日も今日とて竹刀をふる
それもこれも強くなるため!
何時の日かワンピースの世界にトリップしちゃったりしても戦えるように!
何て電波すぎるけど私は至って真面目
中学3年間と、これから高校3年間を汗臭い道場で過ごす予定だ
という事で夏休み初日
Tシャツに短パンなラフな格好で、暑っ苦しい太陽のもと更に暑苦しい剣道場に向かうべく足を進める
うあっちーー…目を細めて太陽見てたら足元の大穴に気付かなかった
「え、」
気付いた時には時すでに遅し
私はまっ逆さまにその真っ黒い穴に落下して
気を失った