第8章 仮面の下で嘲笑う
べストールはその2人の反応が意外なところだったので、思わず笑っていた。
笑うと美形がくしゃっと可愛い顔になるんだ…
そして私たちはべストールをこの寮に1日だけ置いた。
次の日______
「はぁぁぁ!?」
「こんな時期に編入生とか来るんか?」
2年E組に編入生が来るらしくザワザワと朝から騒がしかった。
ヴィリルも学園長から話を聞いて豆鉄砲をくらった鳩のような顔をしていた。
『えー今日は私が朝のHRします!』
E組の担任が今日はお休みだっから私が代わりにやってきた。
『皆さん、もう知ってると思うけど編入生が今日からこのクラスに来ます。』
『こんな時期に編入生は珍しいけど、皆さん仲良くしてください。』
『さぁ!どうぞ入ってきて』
教室の扉が開く音がした。
教室に入ってきた人を見るや否やみんな唖然とするほど美形だった。
「やっべー!かおちっせー!」