第6章 可愛いセンセイ
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私は陸上部の見学をしていた。
そこには切磋琢磨し合う部員達が短距離で競い合ったりしていた。
特に目を引いたのが青い髪の子と銀色の髪に獣耳が生えていた男の子だった。
私は見たことがないので、1年生と悟った。
1年生なのに、3年生を追い越すくらい優秀だった。
ちょうど走り込みも終わったらしく、私はその彼らに話しかけた。
『こんにちは〜、君たち早いねー!』
「ども、こんにちは…」
2人とも誰?って言う顔をしていた。
『君たちは1年生かな?』
「はい、そうです。」
青髪の子が答えてくれた。
『じゃあ、私の事知らないかな?』
『私はヴィリル・ヴァンヴァリア』
「ヴァンヴァリア先生ですね、」