第11章 希望の裏には……
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放課後になるお昼休みのこと。
私は自室でもあるこの錬金術準備室にいつもではないが、ほぼほぼの確率でいる。
そこに…私の大好きな人…シルバー君がお昼休みに来てくれる。
テスト前になると部活もテスト休みになり、勉強のついでに放課後にも来てくれる。
『ねぇ、シルバー君。私ね昔からお花が大好きなんだ。』
そう、私は昔からお花が大好き。なぜなら、そのお花に込められた言葉や想いを調べて考察したりするのが好きだった。
つまり、花言葉が好きってことだ。
「可愛らしいです。」
そんなことを言ってくるシルバー君に私は花を渡す。
『はい。シルバー君これあげる。』
シルバー君は素直に受け取ってくれた。
『生花だと枯れちゃうし、お世話大変だと思うから栞にしといたよ。』
「これは何の花ですか?」