第9章 新たな出会いに踊らされる
でも………その憧れは段々と“好きに変わっていった”。
『私……私も自分らしく行きたいと思った。』
『だから、私は自分の気持ちと向き合って素直に言う。』
この時には既に涙は止まっていた。
『私も…シルバー君の事好き…私とは違うものを持っているあなたが羨ましかった…』
シ「…先生…じゃあ……」
シルバー君は期待した目で私を見ていた。
そして私は大きく息を吸いこんだ。
『私の負けだよ!まんまとあなたの攻めに負けたよ…惚れてしまったからもちろん責任取ってくれるもんね?』
私は黒い笑顔を彼に向けた。もうやけくそだ。
シ「っ!……もちろんです。先生、結婚しましょう。」
って!そっちの責任かよ!!
『まずはお付き合いからでお願いします♡』
見事に私は結婚アピールをスルーした。
でも不思議だな…こんな気持ちになれるんだ。
私は飛びっきりの笑顔で彼に感謝した。
『私のこと諦めずに好きにさせてくれて、ありがとうシルバー君!』
シ「あぁ、諦めないで良かった。」
お互い笑顔だった。
周りから見れば幸せそのもの。