• テキストサイズ

日輪を繋ぐもの【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】

第4章 陽だまり








「邪魔するぜ!!!」

「あ、コラ待つんだ!!」

「待って…!」

「ごめんくださーい!千聡さん、いますか?

…げっ!?!?」






「…よぉ我妻…」

「ヒィッなんで!?!?なんでいるの!?!?俺は千聡さんに会いにきたのにいいいい!!!!!!」

「またうるせェのが来たもんだなァ…?」

「おっいたなチビギョロギョロ目ん玉!!!!早くおっきくなれ!!!そして俺と勝負だ競走しろ!!!!俺に勝てたらツヤツヤのドングリやるから!!!」

「うわぁ杏火ちゃん!ますます千聡さんに似て美人になったねぇ!!!将来有望だわ!!!!」

「やめないか善逸、伊之助!すみません千聡さん…宇髄さん不死川さんも、お久しぶりです」

「まぁ炭治郎くん、それに善逸くんに伊之助くん、禰󠄀豆子ちゃんも。いらっしゃい。」


ペコリとお辞儀をする竈門兄妹と
宇髄さんの前で頭を抱えたかと思えば、たちまち目を輝かせる善逸くんに
どこから出してくるのか、ツヤツヤのどんぐりを畳に山盛りにする伊之助くん

それを鬱陶しそうに見る不死川さんと宇髄さんも、どこか嬉しそう。







杏寿郎さん
見えていますか?
みんな、笑っています







『多くのものがこぼれ落ちていくけれど、この手に一つでも残るものがあるならば守りたい』と、ある時言った気がするけれど


少し見方を変えれば
その空いた手には新しい宝物を集めることもできると、思えるようになりました。


きっと、両手いっぱいの宝物を持って会いにいきますね。










「みなさん、」














「ありがとう」










ほら、またひとつ。
















ここは太陽のあたる、暖かい場所。










【陽だまり 終】
/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp