サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第5章 みなさん?
「失礼しまーす」
「あら、いらっしゃい」
ウィラに言われる。
「うん。貴女は今日も素敵なにおいがするね」
「あら、ありがとう」
そう言って頭を撫でられる。
今さらだけど、私が見てない間に、サバイバーたちに何があったんだろう。
「あ、さん!」
まるで母親を見つけたヒヨコの様に駆け寄ってくるイソップ。
笑顔がたまらん。
「会いたかったです!」
「私も~!」
はぐっとお互いに抱き締めあう。
ラベンダーみたいないいにおいするな。
「ふふ、本当にイソップは一途だね」
いつの間にか後ろにいたイライが言う。
「なにが?」
「イライさん黙ってくださいよ!!」
「イソップ、顔赤いよ?大丈夫?」
「…っ、大丈夫です……」