第16章 初めての舞台
「女子のほうが多いんだね」
「そうだね」
演奏が始まった
「そういえばほかの高校の曲きいたことなかったな‥」
「きけば何かしら刺激になる‥って前滝浪先生が言ってた」
水原は足立の頭を軽く叩いた
「サネ‥?暗い顔してどうしたの?」
「先輩の頭の中のどこかには滝浪がいんだなって‥‥」
「サネ‥‥」
その様子を堂島はみていた
「水原くん‥」
「なに?あきちゃん先輩!」
「さんって滝浪先生の事好きなの?」
水原は頷いた
「ずっと好きみたい。サネは先輩の事好きなんだけどね‥」
「そう‥なんだ‥‥」
堂島はの方をチラッとみた