第12章 来栖妃呂
「さ‥‥あんたさ‥‥調子乗ってるらしいわね?」
「なんで‥?乗ってないよ‥‥」
「箏曲部楽しい?」
はゆっくり頷いた
「あんたみてるとイライラする‥私さ‥箏曲部入る気なんてないんだよね」
「え‥」
は驚いた
「あんたの居場所壊したらどうなるかなー」
来栖はにやりと笑った
「や‥やめて‥」
「明日学校きたら‥部員の誰か潰すかも」
来栖は微笑みながら言った
「じゃあまたあしたね」
は怖くて仕方なかった
(どうしよう‥どうしよう‥)
はその場にしゃがみこんだ
「‥先輩?」
振り向くと足立が立っていた