第12章 来栖妃呂
「ねぇ妃呂」
「なに?」
「となりのクラスのさ今はなんか真面目に学校きてるよね」
「そうだよね‥でもまたいじめられてんだよね?」
「そうそう!前よりはマシになったみたいだけどやばくない?」
「やば!」
来栖は笑顔でそういった
「たしかさそいつさ箏曲部だったよね?」
「この前弾いてたよ。ムカつくよねほんと」
「私楽しいこと思いついちゃったかも」
来栖はにやりと笑った
その日の放課後来栖は箏曲部にやってきた
「女の先輩だ!」
水原たちは喜んだ
「倉田ー私入部したいの!いいかな?」
倉田は驚いた
「だめだった?」
「来栖さん箏に興味あったんだって思って」