第2章 鳳月さとわ
新入生歓迎会当日
「久しぶり倉田」
「さん‥元気だった?」
は部室に向かった
「無視しないでよ」
「倉田は変わってないね‥箏曲部の順番は?」
倉田はプリントを渡した
「最初から4番目」
「倉田は練習したの?」
「したはしたんだけど‥自信ないよ」
「倉田はさ‥私をどうしたいの?」
「え?」
倉田は首を傾げた
「幽霊部員だよ?私」
「さんが嫌じゃないなら‥ちゃんと部員として箏をやってほしい」
「部活だけ来ていいならそうしたいけど‥顧問の先生が駄目って言うし‥」
「それは駄目だと僕も思う‥‥」
「とりあえず一回やろう」
倉田は頷いた