第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$
唾液と共に白藤の口内にウイスキーを流し込んでやり、助手席のシートを倒す。
口付けが終わると同時にうっとりとした表情を浮かべる白藤にゾワリと嗜虐心が刺激される。
空いたスペースに身体を捩じ込み、助手席に身体を預ける白藤の両膝の間に膝を割り入れる。
「ん……///」
「随分、良い顔してんな。なぁ、白藤。俺、このまましたいんだが、いいか?」
「ん、私も天元さんが欲しい……///」
白藤の顔の横についた俺の両手。
彼女が俺の右手を掴んで、人差し指に口付ける。
「天元さんの指、好き…///」
ちょっ、可っ愛…///
アルコールが入っているためか、普段恥ずかしがる白藤が素直だ。
今なら、良いだろうか?
「なぁ、白藤。俺の、舐めてくんない?」