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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第55章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻


寂れた路地裏。

王宮暮らしが嫌いなわけではなかったが、煩わしさを覚えていたのは間違いない。

俺のそんな態度が仇(あだ)になったのだろう。

だこらこそ、大臣の一人に付け入る隙を与えてしまった。

アイツは今頃、何をしているだろうか--


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王子は、義勇はどうなってしまったのだろうか?

こと政治については、女である私は前に出ることは許されず……

口惜しい。

愛する人が今苦しんでおられるというのに…

私はその側に居ることも出来ない--

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