• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第53章 裏夢ランキング記念 高嶺の藤に手を伸ばす$


がつがつ。

まるで獣の繁殖行為のような体勢に白藤の体も消耗してきた。

無理もない。
かれこれ四半刻近く繋がっているのだから。

そろそろ、夜明けが近い。

これで、最後かな?

白藤を突き上げながら、部屋の隅に置いてある鏡台に映る自分達を見て炭治郎は思った。

あぁ、これが満たされないということか。

炭治郎はこの時初めて渇きというものを体験した。

全く、叶わぬ恋とはよく言ったものだ。

「白藤さん、俺諦めませんから」

強い言霊は人の願いになる。

そうして、言葉に出して強く願うことで言霊は力を増すのだ。

たとえ、願う相手が手に入らずとも、その心の片隅に俺という存在が残るように、祈る。



-了-

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp