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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第53章 裏夢ランキング記念 高嶺の藤に手を伸ばす$


藤の花の屋敷。

負傷した鬼殺隊員を治療して休息させてくれる隊員の拠り所だ。

俺は最近、任務が終わると藤の花の屋敷に通っている。

スッ。

いつものように客間の襖を開けると…

「白藤さん!」

会いたいと思っていた相手がいた。

「炭治郎君、任務お疲れ様でした。ご無事で何よりです」

「白藤さん…」

ギュッ。

愛しい人の温もりを感じられるだけで俺は幸せだ。

「もう、甘えん坊ですか?」

背中をポンと叩いてもらって、ホッとするなんて、家族以外では初めてだ。

「今日は何をお食べになりますか?」

「あ、えっと玉子焼きを!」

「ふふっ、すぐ用意しますね」

台所に下がる白藤を見送って、炭治郎は部屋の中を見回す。

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