第52章 ピックアップ御礼 鬼滅番付&傷だらけの白雪姫
「何故、口付けが必要なんだ?」
「細かいことは突っ込んじゃいけません!さぁ!口付けを!」
さら。
確かに姫というだけあって綺麗な顔をしている。
顔が傷だらけなのは勿体ない気もするが、彼女なりの生き方かもしれない。
「姫、お目覚め下さい」
互いの唇が重なるかと思われた次の瞬間。
ガンッ!
「痛っ"!!」
頭突き!
「人が寝てりャー、好き勝手しやがってェ……」
あ、ヤバい。
マジで怒ってる。
「あの、不死川さん?」
「俺にこんなふざけた格好させやがってェ……!!」
「御館様の前ですよ!」
「………っ?」
………御館様だァ?
ニコニコ。
コイツら正気か?
全員浮わついた格好しやがって、まぁ御館様はいつも通りの笑顔だが……
ただ、何をすれば良いんだぁ?