第52章 ピックアップ御礼 鬼滅番付&傷だらけの白雪姫
ヒヒーン。
「どなたかいらっしゃったのですかね?」
「俺が見てくるよ」
「炭治郎、危なくない?」
「大丈夫だよ、カナヲ」
ガチャ。
「どちら様ですかー?」
「ここに姫が居ると聞いたんだが…」
ガタッ。
この声、今見つかる訳にはいかない。
さっき城下町にいた青年!
これ絶対探しに来た王子の声!
逃げなきゃ!
こつん。
小人のベッドに躓く。
そうだ、居留守を使おう。
「白藤姫は居るか」
「居ませ…」
「居まーす!」
素直に答えられてしまった……
白雪姫が寝ているベッド脇に隠れる。
「あれ?さっきまでいたのに…」
クンクン。
「白藤姫さん、そんな所で何してるんですか?」
普通に見つかった。
「炭治郎君鼻良すぎだよ…」
かくなる上は!