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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第48章 失意の夜$


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その頃。

「非番の日に呼び出されたかと思えば、冨岡さんが白藤さんに贈り物ですか?」

「悪いか…?」

「いいえ。少し意外だっただけです」

「前とは違う物にしたくてな…」

「因みに前は何を?」

「ギヤマンの帯留めだ」

「ギヤマンですか。それはそれは…」

「何だ?」

「いいえ、別に…女性への贈り物ですからね、身に付けるものか…あ、紅なんてどうでしょう?」

「紅?」

「きっと白藤さんが付けたら今以上に綺麗になりますよ?」

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