• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第45章 里帰り$


$$$



白藤は何故師範を名前で呼んでいるのだろう。

想い人である最初の呼吸の剣士の兄君や煉獄家のように家族ぐるみの付き合いでもないのに……



『左近次様』



チクりと胸が痛む。

この感情は何なのだろう?



俺は白藤と想いが繋がったと、一人で舞い上がっていただけなのだろうか?



台所で洗い物をしながら、あれこれと思案を巡らせたが、これと言った答えは出なかった。


それどころか、俺が戻って来た時、白藤が師範の羽織を繕っていた。



音がするまで俺がいることも気付かずに、師範と二人で話していた。

確かに元柱の師範となら白藤も話ことはあるだろう。



だが………

風呂に薪をくべながら、悶々とする。



「そろそろ湯は良いと思うが…」



師範がなかなか来ない。


まさかとは思うが、部屋で二人が事に及んでいたりしようものなら……


俺はもう、立ち直れないかもしれない……




/ 1979ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp