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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第45章 里帰り$


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鍋を抱えようと腕を伸ばした白藤に。


「さて、後片付けしてきますね」

「いや、片付けは俺がする」



すっと立ち上がる冨岡。



「冨岡さんが?」



きょとんと目を見張る白藤。



「師範、前と配置は変えていませんか?」

「あぁ、変えておらん」

「なら、俺が。お前は少し休むと良い」



冨岡にポンと肩を叩かれる。



「はい、それではお願いします」



入れ替わりに台所へ向かう冨岡の背中を見送る。

改めて白藤が鱗滝に向き直る。



「左近次様はお変わりありませんでしたか?」

「あぁ、おかげでこの老いぼれでも育手としてやっていけています」



この老人は昔と同様に私に対しても敬語を使う稀有な存在である。



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