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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第32章 半天狗の最後


シュウゥゥ。


みるみるうちに塞がる傷を見て炭治郎が声を上げる。



「白藤さん、スゴいです!治っちゃいました!」

「私の血鬼術です」

「そうだ、白藤さん。向こうにいる玄弥がスゴい怪我をしちゃって、体が穴だらけに…」

「……分かりました。炭治郎君は杏寿郎様から離れないで下さい」



何故か、煉獄の羽織を羽織っている白藤が炭治郎の頭を一撫でし、駆ける。




$$$




煉獄が戦線に加わったため、憎伯天が思わぬ苦戦を強いることになる。



「チッ」



この男、柱だな。
炎の使い手か。

分が悪い。
やはり、一度退却を。



『半天狗』



無惨様の声!



「何でごさいましょう」

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