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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第32章 半天狗の最後


「はい。鉄珍様は無事です!!私はこのまま後方支援にまわります」

「うむ!いい判断だ!なら宇髄たちの加勢には俺が行こう。藤姫殿は甘露寺と一緒に…」



煉獄の言葉を最後まで聞かぬまま、白藤は彼の隊服の裾を引っ張る。



「炭治郎君の所に行くなら私の術を使った方が速いです。杏寿郎様、離さないで下さいね?」

「む?心得た!」

「血鬼術・陽炎」



甘露寺の前から、フッと二人の姿はかき消えた。




$$$



ひとつ分かったことがある。
アイツの操る木の竜の頭は五本!!
伸びる範囲はおよそ六十六尺だ!!



「ヒノカミ神楽・碧羅の…」



ギャイイイィ。



これは喜の鬼の高周波…!!



「ガッ…」



炭治郎の体が木にぶつかり、そのまま落ちる。



「オェッ」



鼓膜が破れた。

目が回る。

立てない、だめだ!!

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