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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第31章 痣の出現


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「…!!いや、いや私は…あなたの最初の刀鍛冶の書きつけ通りに作っただけで……」

「そうだったね。鉄井戸さんが最初に俺の刀を作ってくれた。心臓の病気で死んでしまった……」



時透が打ち直してもらった刀を手に取る。



「ふん、刀を何本取り換えようと同じことだ…」



玉壺の言葉など意に介さずといった風情で、時透を刀の柄を撫でる。



「ああ、しっくりする…いきます」



スッ。

時透が刀を構える。



「霞の呼吸・伍ノ型 霞雲の海」



辺りが霞に包まれたかと思うと、みるみる内に蛸足が細切れになっていく。



「素早いみじん切りだが、生憎と…」



何だ?
あの痣は…?



「でかした、時透。あとは任せろ」



フッ。

霞の中で、煉獄が一足踏み込む。

高く跳躍した彼が真下に刃を振り下ろす。



「炎の呼吸・肆ノ型 盛炎のうねり!」

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