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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第27章 目覚め


「はい。壺を使う鬼が…」

「壺?」

「さい…」

「鋼鐵塚さん?」

「五月蝿いんだよ、さっきから!俺は集中してんだ!騒ぐんならよそ行きやがれ!!」

あまりの剣幕に、鋼鐵塚以外の全員があばら家から外に出る。

「あ…」

離れた場所で、煉獄が鬼と対峙している。

煉獄は呼吸を整えると玉壺に向けて技を繰り出した。

「炎の呼吸・伍ノ型 炎虎!!」

「ギャアアア!!貴様ぁ味方がどうなっても良いのか!?」

「良いはずがない。だが、時透は幼くても実力があるのは間違いない。先程の技程度で彼の輝きは消えない!それに…人質たちもお前が講釈を述べている間に彼らが壺を割り、救出した。よって俺はこうして貴様の頸を斬ることに専念できる!!」

煉獄が刀を大きく振りかぶる。

「炎の呼吸・壱ノ型 不知火!!」

はっ。

煉獄の側に壺が転がる。
気配が鬼と同じだ。

「杏寿郎様!!」

「藤姫殿、下がっていてくれ!」

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