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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第21章 戦闘開始


すっ。


襖が開き、時透が顔を出した。


「あぁ、ここにいた」

「あ、時透君どうしたの?」



炭治郎を探していたのか、時透はそのまま部屋に入って来て、白藤そっちのけで話を進める。



「鉄穴森って刀鍛治知らない?」

「鉄穴森さんは知ってるけど…どうしたの?多分鋼鐵塚さんと一緒にいるんじゃないかな?」

「鉄穴森は僕の新しい刀鍛治だから。鋼鐵塚はどこにいるの?」



ぶっきらぼうな時透の質問にも一つ一つ炭治郎は答えていく。



「一緒に捜そうか?」

「……何でそんなに人を構うの?君には君のやるべきことがあるんじゃないの?」

「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし、俺も行こうと思ってたから、ちょうどいいんだよ」



その言葉に、何か懐かしい響きを感じて、時透は炭治郎の腕を掴んだ。



「え?何?今何て言ったの?」

「へっ?ちょうどいいよって……!?」



ガンっ。


炭治郎の膝の上で寝ていた禰豆子が急に起きたので、炭治郎の顎と激突した。



「痛った!お、禰󠄀豆子!!起きたかー。兄ちゃんと一緒に鋼鐵塚さんとこ行こうな」

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