第78章 華ぞ咲く$
ちりっと破瓜の痛みが走る。
これが身体の繋がりなのだと理解する余裕は今のしのぶにはなく、ただただ必死に鋼鐵塚の首に腕を絡ませ、振り落とされないようにとしがみつく。
初めてづくしの二人が、快感の波に翻弄される。
「蛍、さん……!!///」
「ふおおおっ!!」
鋼鐵塚が本能のままに腰を振り続け、子種をしのぶの腟内でそのまま放出してしまう程に。
はあはあと息を切らしながらも、しのぶは机に向かおうと鋼鐵塚に背を向けた。
引き出しの中にある避妊薬を飲もうとしたのである。
まさか、自分で服用することになるとは思っておらず、正確な場所を覚えていない。
「しのぶ……」
「蛍さん……?」
伸ばした腕を制されて、しのぶは疑問符を浮かべる。