第77章 華ぞ咲く$
そう思うのに、しのぶは動けずに居た。
部屋の中から聞こえるアオイの嬌声に聞き入ってしまう。
「擦っちゃ、やだぁ……!!///」
にゅちにゅちと水音が響く。
しのぶは踵を返して、何とか自室へ戻ったのだが……
あんな声を聞いてしまうと……
身体が疼いてしまう……
鋼鐵塚は先程入浴したはずだから、まだ部屋には戻って来ないだろうが……
最近のしのぶは隊服ではなく、白衣に白シャツ、黒の膝下スカートで過ごしていることが多く、今日もその服装であった。
蜜璃から勧められ、胸当て用の下着もあるのだが、相も変わらず晒しを巻いているしのぶはシャツの上から乳房を揉みながら、布団に横たわった。
先程の二人の声を思い出しながら、しのぶは自身の胸を揉む。
すると次第にツンと硬く尖っていく乳房の先端。
シャツの上からでも目立つ赤い蕾に気づき、しのぶは頬を染める。