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鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第75章 祝福の白は青と交わる$(冨岡裏)


二人の様子を見ていると、炭治郎の胸はきゅうと締め付けられる感じがした。



「俺、帰りますね。白藤さん、また後で」



炭治郎が退室し、二人きりの空間になる。


冨岡は先程同様、粥を勧めてくれるが、白藤の鼓動が早鐘を打って落ち着かない。



「義勇さん、私……」

「お前が無事でよかった」



冨岡が薄く笑う。



あぁ、この人に触れたい。



白藤は冨岡に抱き付いた。



「義勇さん……」



冨岡は優しく白藤の髪を撫で、背中をさすってくれる。



この人の元に帰って来られて良かった。



白藤から冨岡に口付ける。


流れる涙も、零れる吐息も、貴方のものであるなら、全て愛おしいと思える程に。


この感情が「愛」なのか、「熱情」なのかは分からない。



ただ今、この瞬間が続けばいいと願う。



「私、義勇さんと一つになりたいです」

「まだ、起きたばかりだろ……」

「待ちきれないんです、私を……貴方で満たしてくれませんか……?」


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