• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第68章 リクエスト 現パロ 二人の家元$


「義勇くん、頬っぺたにクリームついてるよ?」

クスクス笑う白藤を見て、冨岡のどこかでモヤモヤとした感情が渦をまく。

「白藤……」

この感情を俺はずっと昔から白藤に抱いている。

だが、不死川が隣りにいる限り、伝えてはいけないと、そう想っていた。

でも、今なら……

伝えても、構わないだろうか……

蔦子姉さんと龍臣さんがそうなったように、俺達も……

「白藤。俺……」

「義勇くん、私ね。龍臣お兄ちゃんと蔦子お姉さんが羨ましいって思うのに、自分が誰を好きかってことをまだしっかり分かってなくて……実弥くんも義勇くんもずっと昔から知ってて、家族みたいに大好きで……でも……」

実弥くんに言われた『好き』が私はまだ理解できなくて。

「……白藤。俺と付き合ってみないか?」

「え?」

「俺も、お前と同じだ。だから……」

一緒に居たい。

狡いと言われても構わない。

白藤と居られるならそれでいい。

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp