第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
Purururu……Purururu……
着信だ。
白藤かもしれない。
スマホの通話ボタンを押そうとすると、紗綾にスマホを奪われた。
「おい!」
「はい、終了ー」
「ダメじゃん。もっかいかけて、私たちと回るって言わなきゃ……」
「返せ……」
冨岡の剣幕に2人も怯む。
「やだなぁ。お兄さん、そんなに怒んないでよ……」
「さっさと返せ…」
「はい……」
着信履歴を確認すると、やはり白藤の名前。
そのままかけ直すと、少し焦っているような白藤の声。
「ごめん、義勇。人並みに呑まれちゃって、今スターツアーズの前に居るんだけど、義勇は何処?」
「俺は今スプラッシュ・マウンテンの前に居る」
「スプラッシュ・マウンテン?」
「あぁ」