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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第65章 慟哭$


「………//////」

「何を、紅くなっている?」

見蕩(みと)れていたとは言えない。

否、言いたくない。

だって、この表情は真に私に向けられたものではないから。

槇寿郎様。

いつからだったか、私は貴方に惹かれていたのです。

だから……


「瑠火……」


その名に嫉妬してしまう。

『私を見て』と願ってしまう。


槇寿郎様。


大切な人が出来た貴方には、もう私は必要が無いのかもしれない。

それでも……

貴方に抱かれたい。

演じる為だけでも構わない。


たとえ、私を私として見てくれなくても……


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